全国児童青年精神科医療施設協議会

Japanese Council of Child and Adolescent Mental Institution

About Us

全児協について

Our history

全児協のあゆみ

概 要

  全国児童青年精神科医療施設協議会は、児童精神科医療、とくに入院治療に携わる施設が、相互に学び合い、情報を共有し、児童青年精神科医療の発展に寄与することを目的として歩みを重ねてきました。

 その始まりは、1971年に開催された「全国児童精神科医療施設研修会」にさかのぼります。当時、自閉症児を対象とした入院・入所治療は全国でも限られた施設で行われており、各施設が治療、療育、職員教育、教育との連携、運営面など多くの課題に向き合っていました。

 こうした状況の中で、施設同士が実践を共有し、研修と交流を深める場として研修会が始まりました。その後、対象となる疾患や施設の形態は広がり、現在の「全国児童青年精神科医療施設協議会」へと発展しています。

創設まで

1950年代〜1970年

  • 1950年代

    日本における児童精神医学への関心が高まり始める。自閉症や登校拒否に関する 症例報告が増え、児童精神医学の分野が少しずつ形成されていった。

  • 1958年

    日本精神神経学会に「児童精神医学懇話会」が創設される。

  • 1960年

    「児童精神医学懇話会」が発展的に解消し、「日本児童精神医学会」が設立され る。後の日本児童青年精神医学会である。

  • 1964年

    三重県立高茶屋病院に、日本で初めての自閉症児病棟「あすなろ学園」が設置さ れる。

  • 1967年

    あすなろ学園の取り組みが、NHKで「孤独な戦い」として全国放映され、自閉症 治療への社会的関心が高まる。

  • 1968年

    新潟県立療養所悠久荘「のぎく学園」、宮崎県立富養園「ルピナス学園」が自閉 症病棟を開設する。

  • 1969年

    厚生省より「自閉症児療育事業実施要綱」に関する通知が出される。医学的管理 のもとで療育を行うことが示され、多職種による支援体制が整えられていった。

  • 1969-70年

    東京都立梅が丘病院自閉症病棟、大阪府立中宮病院「松心園」、愛知県立心身障 害者コロニー中央病院などが整備され、全国で6施設となる。

全国児童精神科医療施設研修会の発足

1971年 - 2000年代初頭

  • 1971年

    三重県津市において、当協議会の前身である「全国児童精神科医療施設研修会」 が開催される。第1回研修会のテーマは「生活指導」。加盟施設は6施設、参加者 は54人であった。

  • 1970年代

    第2回以降、千葉市立病院、兵庫県立こども病院、国立国府台病院などが参加し、 加盟施設が広がっていく。

  • 1980年

    神奈川県立こども病院が参加し、加盟施設は13施設となる。施設の形態も、自閉 症児病棟に加え、総合病院や小児病院の児童精神科病棟などへ広がった。

  • 1980年代以降

    対象となる疾患は、自閉症に加えて、神経症圏、気分障害圏、精神病圏、摂食障 害などへと広がっていった。

  • 1980年代-
     2000年代初頭

    児童精神科病棟は運営面での課題も大きく、全国的な病棟整備は容易ではなかっ た。病棟閉鎖となる施設もあり、2002年頃まで正会員施設数はおおむね10施設前 後にとどまっていた。

新たな展開へ

2000年代後半 -

  • 1998年

    名称を現在の「全国児童青年精神科医療施設協議会」に改める。

  • 2000年代後半

    自治体病院を中心に、児童青年精神科臨床に取り組む病院が増え、専用病棟や専 用病床の整備が少しずつ進む。

  • 2012年

    診療報酬改定により、特定入院料である「児童・思春期精神科入院医療管理料」 が新設される。これを契機として、児童青年精神科専用病棟・専用病床の整備が 全国的に進んでいった。

  • 2013年

    年1回の研修会に加え、「診療報酬・精神保健福祉法研修会」を開始する。病棟運 営に関する情報交換や研修の場として、実務に即した学びを深めている。

  • 2026年

    正会員施設は42施設、オブザーバー施設は17施設となる。